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さよなら原発★ちがさき

nonukeschi.exblog.jp

市民の緩やかなネットワークです。原発について学び、正しい情報を得ることから始めます。

マスメディアよりコミック

…前略…


   原発はこのまま続けます
   さらに安全を追求します
   原発は雇用を生み出します


  無知な者たちが、そうやって国民をなだめにかかる

  彼らは何も見ていない
  何も聞いてない
  何も学ばない
  学んだのは選挙に勝つことだけ
  そして私たちは何を学んだのだろう?

  情報の混乱と政府のもみ消しに抗議するだけではダメだ
  保護と安全を求めるだけではダメだ
  政治家にどれほど問題解決能力がないか
  今回のことではっきりとわかった
  (チェルノブイリは事故にすぎなかった。もし核兵器が使われたら?)

  移住する?
  亡命する?
  でも、どこへ?

  今はもう、何も知らなかったとは言えない
  逃げることも移住もできない
  地球はどんどん牢獄のようになっていく
  原子力の進歩という牢獄に

  今日、何も行動を起こさなかったら
  明日にも、彼らは私たちの「思慮深さ」に感謝することだろう

  何ができるか、ひとりひとりが考えなければならない
  それぞれの立ち位置で

  こんどこそ私たちは忘れない



《以上の文章は、『コミック みえない雲』の序言として掲載され
ているものの一部【注a】引用です。
元の文章は─── 男女七人【注b】のグループによって書かれた
この文章は、チェルノブイリ原発事故から四週間後の一九八六
年五月二十三日、ドイツの週刊新聞ディ・ツァイト紙に掲載され
たものである ───と説明があります》

【注a】 文章全体は83行、引用は後半の26行です。
【注b】 文責は、インゲ・アイヒャー・ショル。第二次世界大戦中の
 ドイツで行われた、非暴力主義のナチス抵抗運動「白バラ抵抗
 運動」のメンバーである兄妹、ハンス・ショルとゾフィー・ショル
 (1943年、国家反逆罪に問われ兄妹ともに処刑された)の姉に
 あたる方です。

               (写真はコミック最後のページです)
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 はやばやと脱原発を決めたドイツ政府。その背景には原発を危惧
する強い世論がありました。チェルノブイリ原発事故の翌年に発表
されたのち150万部のベストセラーとなったこの作品は、現在第14
版まで版を重ねています。ドイツの小中学校では教材として使われ、
親子二世代で読んだという家庭も少なくありません。この作品が24
年間こうして読み継がれて原発への意識を蓄積し世論形成に大きな
影響を与えたことと、ドイツ政府が世論に後押しされるかたちで脱
原発を決めたことは無関係ではありません。(後略)
                       訳者 高田ゆみ子(大磯在住)

《『みえない雲』の紹介チラシから一部引用》

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コミック みえない雲(小学館文庫)
著者 アニケ・ハーゲ(画)グードルン・パウゼヴァング(原作)
訳者 高田ゆみ子
2011年10月11日初版発行
   ─本書は、2008年4月にドイツで出版された「Die Wolke」の
    コミック版を、本邦初訳したものです─

みえない雲(小学館文庫)
著者 グードルン・パウゼヴァング
訳者 高田ゆみ子
2006年12月1日初版発行
   ─本書は、1987年12月に小社より刊行された『見えない雲』に、
    一部加筆修正を加え、文庫化したものです─
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by nonukes-1104 | 2012-02-09 10:09 | 参考文献・映画等