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さよなら原発★ちがさき

nonukeschi.exblog.jp

市民の緩やかなネットワークです。原発について学び、正しい情報を得ることから始めます。

カテゴリ:福島事故現状( 15 )


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司法が現実に原発の再稼働を止めた今日と
いう日は、日本の脱原発を前進させる歴史的
な一歩であると共に、司法の歴史においても
住民の人格権ひいては子どもの未来を守ると
いう司法の本懐を果たした輝かしい日である
と思います。


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この歴史的な仮処分命令を確認し、改めて
「原発のない社会」を実現するための運動の
新たな一歩を踏み出しましょう。

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by nonukes-1104 | 2015-04-15 16:49 | 福島事故現状

体調を崩し、ご紹介が一月も遅れてしまったのですが、
それでもご紹介の意味があると思います。
どうぞご一読ください。


2012年4月10日付夕刊の東京新聞のコラム「紙つぶて」の
小沢祥司さんの記事・不可解な「除染」です。


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線量測定器の置かれた場所の
周辺は徹底的に除染され、
表土も入れ替えられ、
下には分厚い鉄板が置かれていた…。


「村の現況を代表しているとは到底言えまい」
「モニタリングポストの用をなさない」
のは間違いではありませんが、それどころではないでしょう。


「放射能汚染を実際より低く見せようとしている」
「事故の影響の深刻さを覆い隠そうとしている」
”犯罪的”と表したら言い過ぎでしょうか…。




ここまで姑息な手段で福島の被害を歪める連中に、
「安全」を語る資格も、「安全」を担う資格もありません。
再稼働など論外です。

再稼働ストップ!
「さよなら原発ウォークinちがさき#2」

5月19日(土)13時半
茅ヶ崎公園(野球場奥)集合

天気予報は晴れ時々曇り(降水確率20%)
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by nonukes-1104 | 2012-05-13 09:47 | 福島事故現状

「原発は犯罪である」
小出裕章さん
(京都大学原子炉実験所助教)

「原発の真実と嘘─原発は犯罪である」と題した講演録(DAYS
JAPAN 2012年4月号掲載)から一部引用》

(前略)どうしても必要があって放射能を取り扱うときは放射線管
理区域という場所に入り、そこで放射能を取り扱って仕事をします。
(中略)管理区域を出るときには汚染をきちんと調べなければいけ
ないと法律で決まっています。その基準は1平方
メートル当たり4万ベクレル。

それを超えて、実験着や実験道具が汚染されていたら、管理区域の
中で放射能のゴミとして捨ててこなければなりません。(中略)どんな
ものでも1平方メートル4万ベクレルを超えた汚染物は管理区域から
持ち出してはならない。それが日本の法律なのです。


 ここで日本の政府が公表した汚染地図を見てください。
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 20キロ圏は政府が人々を避難させた地域、30キロ圏は自主避難の
地域です。放射能汚染は同心円的に均等に拡がるわけではなく、放
出された放射能は風に乗って流れます。そのようにして汚染は拡が
ります。

 日本はこの地図の中の赤、黄、緑の地域住民を現在、避難させて
います。では青い(注、右下凡例の上から6番目の色、紺色のこと)
地域の汚染値はどうなのか。1平方メートル当たり6万~10万ベクレ
ルです。その外側の緑(注、同7番目の色、深緑のこと)の地域は
1平方メートル当たり3万~6万ベクレルです。

 つまり地図の青い(注、6番目の色)部分
は、私の職場の放射線管理区域を
はるかに超えて1平方メートル当た
り6万ベクレル以上汚染されている
わけです。
ここでは実験着が汚れているのではない。
大地そのものが汚れているのです。緑色(注、7番目
の色)のところは1平方メートル当た
り3万ベクレルを超えて汚れていま
す。これはほとんど放射線管理区
域にしなければいけない値です。

本当に日本の法律を守ると言うならば、福島県の東半分、宮城県の
南部と(中略)東京都と埼玉県の一部を、放射線管理区域にしなけれ
ばならないほどの汚染が起きています。この猛烈な汚染地帯からは
人々を避難させなければならない。原発の20キロ圏から約10万人の
人を避難させたけれど、青い(注、6番目の色)地区に関しては放置さ
れています。こういうところの住民には「被
曝を我慢しろ」「逃げたい奴は勝手
に逃げろ」と政府が決めたのです。

いまだに福島の人たちは取り残されて生活せざるを得ないでいる。


 法治国家であるならば、日本の政府が法律を守るのは最低限のル
ールです。日本には放射能に関する法律がいくつもあり、その中の
ひとつに、1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をしてはいけない、
させてもいけないというものがあります。私がもし放射線管理区域
から汚染物を持ち出して誰かを被曝させるようなことをしてしまっ
たら、私は法律により処罰されるはずです。それが法治国家という
もののはずだった。ところが福島第一原子力発電所の事故が起きて
しまったら、最大の犯罪者である日本の政府は自分
が決めた法律を一切反故(ほご)に
してしまった。
(後略)
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by nonukes-1104 | 2012-03-20 16:17 | 福島事故現状
《2012年3月9日東京新聞・こちら特報部から一部引用》

「福島第一」作業員が語る1年




「十数年後には、ベッドの上でもがき苦しんで
いるかもしれない。
事情は人それぞれだけれど、
作業員仲間のほとんどは故郷への思いと、
使命感に燃えて現場に戻ってきた。
そして、自分の健康や将来をあきらめながら
働いている



収束したというなら、
なぜ私たちはこんなに被ばくしているのか。

原子炉建屋に来てみろと野田首相に言いたい」


「(再稼働に向けた環境整備に対して)
福島の処理が終わる前にどこかで事故が起き
たら、日本は終わる。

福島県民の姿は明日のわが身かもしれないのに、
立地市町村は危機感がなさすぎる」


「今まで、都心などで行われる脱原発デモには
『安全圏にいるだけの人に言われたくない』と
反発を感じたこともあった。
でも、声を上げてもらうことこそ大事だと思い直した。
関心を失わないでほしい。

少なくとも今後四十年間、国民全体で向き合って
いかねばならない問題なのだから




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by nonukes-1104 | 2012-03-09 08:40 | 福島事故現状
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昨年6月から9人で「さようなら原発1000万人アクション」を始め
た、呼びかけ人は、2月8日、日本外国特派員協会で記者会見を行い、
全国各地の原発立地自治体の首長に宛てた「原発を再稼働させない
よう求める要請文」を発表しました。
以下はその骨子です。


原発立地 県知事・市町村長 殿

福島原発の事故とその後の顛末から
明白になったことは、「安全な原子力
発電」などというものはあり得ないという
厳然たる事実です。
つまり核と人類は共存できないのです。
終末的災厄をようやく生き延びた私たちが、
ふたたびこの地震頻発国で自滅を図る
ような行為は許されません。

みなさまの再稼働を認めない慎重な
姿勢は、日本中ばかりか、世界の人びと
の支持と信頼を勝ち得ております。
これは誇るべき決意です。


さらに今後も、原発に依存しない社会を実現させ、地域のひとたちを
安心させ、新時代にむかって歴史をつくる、強い指導力を発揮されん
ことをお願い申し上げます。

2012年2月8日
  「さようなら原発」一千万人署名市民の会 
  呼びかけ人

            内橋 克人(経済評論家)
            大江健三郎(作家)
            落合 恵子(作家)
            鎌田  慧(ルポライター)
            坂本 龍一(音楽家)
            澤地 久枝(作家)
            瀬戸内寂聴(作家)
            辻井  喬(詩人・作家)
            鶴見 俊輔(哲学者)



要請文の全文こちらをご覧ください。 ←クリック


               (以下は、記者会見の様子を報じる2012年2月9日東京新聞)
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by nonukes-1104 | 2012-02-11 13:58 | 福島事故現状
先週8月17日に議員会館で行われた、「福島の子どもたちの声を政府
に届ける院内集会」の様子が、「Our Planet-TV」に投稿されています。
全体の様子はこちらをご覧ください。


その中から、中学2年生の橋本伽耶さんの発言を全文書き起こしまし
たのでご紹介します。

***ここから*****************

 震災と原発事故から5ヶ月が経ちました。今福島県を離れて暮らす
人たちは何人いるでしょうか。そして福島県に残って(……)いる人た
ちはどれほどいるでしょうか。全国に非難している福島の人たちが
どんな思いで故郷を離れてきたのか、皆さんに分かってもらえるでしょ
うか。
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 福島の子どもたちがトイレにも入れず、
マスクをして登下校している、この状
況を安全だと言い張る
政府に私はとても疑問を
感じます。今まで法律で決まっていた数値
を何十倍にも切り上げて、それが安全
と言われても私には信じられません。そんなやり方は私たち中学
生の間でも通用しないでしょう。福島県民よりもお金の方が大切なの
ですか。

 大人が勝手に作った原発で、なぜ
福島の子どもたちが被爆しなければ
ならないのか、なぜこんな辛い目に
遭わなくてはいけないのか、これほど
の事故が起きても、どうしてまだ原発
再開をめざすのか、
私にはまったく分かりません。
このような状態で(……)良い国が作れるとは思いません。

 私は6月に転校をしてとても悲しい思いをしました。友だちも泣いて
別れを惜しんでくれました。そして私の前と後にも何人かの友達が転校
していきました。こんなふうにバラバラになっていくのは、私たちにとって
耐え難く悲しいことです。出て行った人も残っている人もお互いのことが
心配でたまりません。

 ですから、私たちが学校の友だちとみんな
で一緒に安全な場所に避難できるよう、
真剣に考えてください。
そして、みんなが避難して
いる間に、学校も田畑も森も山も川も、福島県全域を徹底的にきれい
にする計画を立てて、それを実行してください。私の友だちを
仲間たちを絶対に誰一人傷つけないで
下さい。
私たちが将来本当に安心して暮らせるよう、今できる
最大限の努力をしてください。よろしくお願いします。


*****************ここまで***

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               集会終了後の橋本伽耶さんの感想
               「安心して暮らせるように、私たちが大人になったら
               原発のない社会を作れるように、今からみんなで協力して
               いきましょう」

          ★・・・・・・・……───────

半月前、地元の友人が東京新聞に投稿されていました。
少し遅れましたが、ご紹介します。
《2011年8月8日東京新聞「ミラー」欄》
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私たちは問われているのです。
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by nonukes-1104 | 2011-08-22 20:34 | 福島事故現状
下水処理場での放射線検出問題

 6月15日9時頃、KNさんから下水処理場(注a)の見学のお誘いをい
ただきました。10時からというので下調べの余裕もなく下水処理場に
行ってみると、HNさんとTYさんもお見えで、4人で見学しました。

 かねてより浄水場のプールの土砂から放射線が検出されたということ
は、水に溶けやすいセシウムがコロイド状の土砂に吸着されて流れ、流
れが止まったプールで沈着したとして理解していました。しかし、下水処
理場は私たちが使用した水しか流れ着かないところですので、放射線が
検出されたということについて、いくらか疑念を持っていました。しかし、
今回の見学で得心しました。

               (焼却炉と煙突)
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1) 下水の中の有機物処理

 1日当り40万トンの下水中の有機物は、沢山の水槽の中でエアレーショ
ン(ブクブク通気)の過程で、活性汚泥中のバクテリアによって分解され、
綿状の固形物(浮遊)となってからろ別(濾し分け)される(汚泥)。表面積
の多いこの綿状物質にセシウムなど放射性物質は吸着されやすいと思わ
れる
(第1段階目の濃縮)。

2) 焼却処理

 下水処理場の最終過程で、ろ別された汚泥は焼却され(注b)淡褐色の
灰となる。1日当り12~13トン。ここで放射性物質の著しい濃縮が行わ
れたと思われる
(第2段階目)。全工程で、液体から固体への状態変化で
はあるが、約3万倍に濃縮されたことになる。

               (焼却灰の一時保管場所)
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3) 焼却灰の保管

 焼却灰からの放射線は約440ベクレル/㎏で、セメントの規格の100
ベクレル/㎏以上であるためにセメントの材料にできない。
5月20日から
の367袋(357トン)が、海側敷地(キャンプ場松林沿い)に並べられてい
た。全体がブルーシートに覆われているがあくまで臨時、処理法の指示を
待っている状態(注c)。私たちの見ている前で、クレーン付きのトラックが
来て袋詰め焼却灰を荷降ろしていた。

4) 焼却灰保管場所での放射能(ガンマ線)測定

 焼却灰保管場所で質問中に、同行の係りの一人が放射線測定器を取り
に行ってきて、放射線量を実測することができた。並べられた焼却灰の袋か
ら13メートルぐらい離れたところでは、0.06マイクロシーベ ルト、50センチ
に近付いたところでは0.43マイクロシーベルトでした
(注d)
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 総じて見学係(注e)の説明は好意的でした。焼却灰を取り扱っている
作業員はマスクをし、防護服を着けていましたし、線量計も持っていると
のこと。
このようなところで働いていることを見てもらいたかったように思わ
れました。別れ際に「東電のように後になって被曝オーバーだった」とな
らないように言い残してきました。

 それにしても下水処理場の焼却灰の放射線問題は東北、関東全域に
広がってきていて、原発事故の重大さを物語っています。この実情を広く
知らせることが大切だと思います。 

【以上、さよなら原発★ちがさき EK記】


(注a)相模川流域下水道左岸処理場(柳島管理センター)
(注b)焼却された煙は、バグフィルターで99.9%カットされるので放射性
物質は(環境中には)出ていないと思われる…《この部分はMM市議のブロ
から一部引用》
(注c)「汚泥の取扱いの基準、安全な処理方法」「セメントの原料などに
再利用するための方策」などについては、県と県内全33市町村長から国に
要望がだされています…《この部分はKK県議のブログから一部引用》
(注d)焼却灰の近くによると0.51マイクログレイですが、ちょっと離れると
環境放射能と同じ値0.06マイクログレイでした…《同MM市議ブログ》
(注e)県職員(維持計画課)2名、および現地管理事務所所長の計3名の
皆さまにお世話になりました、有難うございました。

【注は、MO記】
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by nonukes-1104 | 2011-06-24 13:14 | 福島事故現状

─ 全国47都道府県に放射線測定器を配備した市民観測所を
という目標を掲げた『測定器47台プロジェクト』というとりくみ
が始まっています。
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その皆さんたちが3回目の福島訪問を終えてのレポートです。
(ご本人のご了解を得て、原文の固有名詞をイニシャルに変更し、
改行位置を調整させていただきました。)

***ここから*****************
みなさま

 山梨のHです。4月29日から、5月2日まで、KさんとIさんと一緒に
福島にいってきました。Iさんは、残ってまだ地元の市民の要望に
応えて、測量を行なっていますが、早く引き上げてきてほしいと、
僕は心配しています。

今日は、福島の状況について少し報告したいと思います。福島に
行った目的は、正確な放射性物質の拡散の情報も得られない福島県
の市民にガイガーカウンターを手渡し、市民の手で測定をして、
自ら正確な情報を入手してもらい、当面福島県からの避難を促そう
という意図がありました。僕たちは、三春町のMさん宅に泊めても
らいました。三春町は、桜の花が咲き乱れ、お寺も多く、こじんま
りした、穏やかでとても美しい町で、放射能のことさえ、忘れてし
まえば、昨日と今日は、何も変わらず、同じ時間が流れているかの
ように思われ、眼に見えない放射能被害の恐ろしさを認識し、避難
することは、如何に困難かということを思い知らされました。見た
目、家屋にはなんの損傷もみられず、そこにはいつもと変わらぬ自
宅もあり、生活の糧を得る基盤となっている日常生活があるという
状況下で、人々は、移住の決断ができるのだろうかと自分のことと
して考えると、本当に苦渋の選択だと思いました。
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 三春町は、郡山市や福島市に比べると、原発からの距離は近いに
もかかわらず、空間線量も比較的低い値で、放射能汚染は、同心円
的に拡散するものではないことを改めて認識しました。自動車に搭
載している線量計は、ある地区は、とても強く汚染されていたり、
200メートルも離れると、半減していたりで、汚染度はまだらで、
きめ細かい測量が必要なように思えました。郡山市では、開成山公
園は、地面1メートルで2.22マイクロシーベルト、1センチで2.5マ
イクロシーベルトととても強く汚染されていました。2.28マイクロ
シーベルトで、年間被曝量に直せば、20ミリシーベルトですから、
原発従事者の年間限度量20ミリシーベルトを越えていました。

               (開成山公園での測定風景)
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 僕たちが、泊めていただいたMさんは、原発が爆発したとき、い
ち早く避難したそうですが、その後再び自宅に戻ってきました。昔、
チェルノブイリ周辺で、再び故郷に戻って暮らしている人々がいる
という話を聞いた時、どうしてなんだろうと訝しく思ったことがあ
るけれど、今はその人たちの心境がよくわかると言っていました。
長年、反原発の運動をしてきたMさんのところには、言いたいことが
言えない状況で、多くの人が相談や今の心境を語りにきます。

               (地元の人たちへの測定説明会)
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 小学校の女性教員の方から聞いた話は、とてもショックだったの
で、少しその話を紹介します。彼女は、原発から20キロの少し外に
自宅があり、原発の爆発のとき、地震で壊れてしまったサッシの窓
を修繕するために屋外にいて被曝してしまったそうです。彼女には、
もう症状がでていて、水で顔を洗うと、チクチク、ヒリヒリと皮膚
が痛み、物凄くだるいそうです。弟さんは、もう下痢が始まってい
て、病院に通っているそうです。私は、原発の被曝で殺されるのか
と思うと、死んでもでも死に切れない。彼女の勤める学校では、あ
る教員が、被曝を恐れて休職して、避難すると申し出たところ、同
僚の教員からお前だけに逃げるのかと、罵詈雑言を浴びせられ、一
言も発せず、学校を離れたあと、いなくなった彼の机を蹴っ飛ばす
同僚もいたそうです。学校の中でも、一人や二人しかこの事態をお
かしいと思っている人がおらず、ほとんどは、文科省や教育委員会
の説明を鵜呑みにしていて、おかしいのではないかという人を、考
えすぎと軽く片付けられてしまって、なかなか話もできず、一人悩
んでいるそうです。
 また福島では、長崎大学のY教授が、放射能は怖くないという講演
をいたるところでやっていて、そのためそれまでマスクを付けてい
た子供たちまで、マスクをはずしてしまうようになってしまったと
嘆いていました。またどこの家庭でも、避難するべきか否かを巡っ
て家庭内でも口論が絶えず、家族がばらばらになっているというこ
とでした。福島の人たちは、本当に大変な状況に追いやられている
と思い、言葉もでませんでした。

 夜には、奥さんが妊娠中のカップルと、2歳の女の子のいるご夫婦
が訪れ、避難したい意志表示をしてくれたので、とりあえず、北杜
市に疎開しませんかと誘いました。Kさんと僕は、帰り道、参議院
会館で行なわれた集会に参加しました。厚労省や文科省の役人の答
弁は、まるで他人事で、同じことを繰り返すロボットのような答弁
で、これは、歴然とした国家犯罪だと思いました。「わたしたちは、
モルモットじゃないんだ」と叫んだ福島から来た若い女性の叫びは、
多くの福島県民の叫びだと思いました。

 その後、二組のカップルの方が、この八ヶ岳に体験疎開をしに、
やって来られ、いまこちらに滞在しています。彼らのお話しを聞く
につれ、福島の人は、本当に大変な状況におかれていると、再び認
識を新たにしました。とりわけ子育て中の多くのご夫婦の心配は、
尽きなく、洗濯物も外に干せず、子供たちを外で遊ばせることもで
きず、窓も開けられず、と日常の何気ない営みさえ、出来ない状況
です。こんな状況は、決して長く続けることできず、近い将来もっ
と大変なことになるだろうことは、想像に難くありません。福島、
郡山、二本松といった都市の人口をあわせると、100万人近くの
住民がいて、日本全国の各地で、分担して移住の受け入れの準備を
しなければならないでしょう。

 今日は、ぼくの住む北杜市の市営住宅を見てきました。市から補
助は、半年間にわたって住居を提供するだけで、光熱費や燃料代は、
自分に負担しなければなりません。国から支援は、一切なく、お金
を稼ぐ手立てがなければ、とても疎開さえ出来ません。国は、東電
や中部電力の救済ではなく、被災者ベーシック・インカムを考える
べきだと思いますが、行政を全くあてにできない今、僕は、いろん
なイベントに出向いて、市民によるファンドを募りたいと思ってい
ます。

 そしてどうにか当面、疎開できるような状況を作りだし、疎開し
たくともできないでいる人たちが、疎開できるような状況を作りた
く思っています。そして福島から少し離れた地域の市民が、他人事
と思わずその地域で、受け入れ態勢を整えるような試みをしてくれ
たら、と思います。眼の眩むような話ですが…。
福島の原発が、これ以上の悪化を免れることを祈りつつ。
                            H拝
*****************ここまで***

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by nonukes-1104 | 2011-05-14 11:25 | 福島事故現状
二つの図表(画像)をご覧ください。

▼福島第一原発から80km圏内のセシウム137の地表面への蓄積量
 《文科省2011年5月6日発表、別紙4、4月29日現在の値、Bq/㎡

▼チェルノブイリ周辺のセシウム137の地表の放射線量
 《IAEA2006年発表、資料の25ページ、kBq/㎡

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福島の「空色」  30万~60万ベクレル
福島の「緑色」  60万~100万ベクレル
福島の「黄色」  100万~300万ベクレル
福島の「赤色」  300万~1470万ベクレル

チェルノブイリの「濃橙色」 55.5万~148万ベクレル
チェルノブイリの「赤色」  148万~370万ベクレル


勿論、汚染された面積は(現段階では)、チェルノブイリの方が
遥かに広大に汚染され、大きく違います。
ところで、汚染の程度は如何でしょうか…。

1470÷370=3.97≒4
福島は、最も強く汚染された「赤色」の地域は、既に
チェルノブイリの約4倍もの放射能が蓄積???


チェルノブイリでは、
「濃橙色」55.5万ベクレルで”強制移住ゾーン”
されましたが、
福島ではそれ以上の「青色(の一部)」「緑色」「黄色」「赤色」の地域の内、
未だに”計画的避難区域”や”緊急時避難準備区域”と
されていますが大丈夫???

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素人は上記の事実を深刻な事態だと受け止めますが、「専門家」の
皆さん、是非解説をお願いします。
大体、このニュースが殆どメディアに載らないことが不思議に思います。
5月6日発表でしたので、例の「浜岡原発一時停止要請」のニュースに
食われ(せ)てしまったのでしょうか。


━ 2011年5月16日追記 ━
地元の先輩から、
要旨 『この放射能汚染マップのパターンは、南東風の時に爆発を起こした
際に現れるものであり、該当する爆発は、3月12日15時36分の1号機の
水素爆発以外にはありません』 と教えていただきました。
下記はそのときの風向・風速の記録です。
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by nonukes-1104 | 2011-05-11 14:51 | 福島事故現状
4月27日午後、衆議院第1議員会館において、
緊急院内集会
「福島原発事故に関する公開質疑
~事態の見通しと対応策~」

開催されました。

主催は超党派国会議員有志(6氏、連絡先服部良一事務所)で、
市民団体が協力するかたちでした。

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この集会の報告が以下の通り掲載されています。
報告① 報告/山口響(4月28日)
報告② 国は何を知っているんだろうか─感想/山崎久隆(4月29日)
報告③ 原発の現状も避難態勢も「わからない」という恐怖/杉原浩司(5月2日)

その内、最も気がかりな「福島第一原発そのものの状況について」(報告①
の前半部分)以下にご紹介します。全文は上記のリンクからお読み下さい。

               (4号機使用済み燃料プールの様子)
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A. 水素爆発、水蒸気爆発の可能性については、可能性は低いと
しつつも、それがありうること自体は否定しませんでした


B. 「燃料再臨界の可能性はきわめて低い」と言いながら、原子炉内で
融けた燃料がどのような状態で再集合しているかわからない、とも述べ
ました。つまり、今後再臨界が絶対にないとは言い切れない状態で
あるということです。

C. 各号機の圧力容器・格納容器の破損については、どの部分が破損し
ているかを推定するに足る十分なデータを政府が持っていないことが
わかりました。

D. 燃料を冷却するために政府が行いつつある「水棺」について、格納
容器が水圧や余震の揺れに耐えうるとの100%の保証を政府は
与えることができませんでした


               (「水棺」模式図)
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如何でしょうか…。冷静に見て、事故の収束は見通せない、予断を許さない
事態が、今現在も継続しているというのが実際ではないでしょうか。

改めて、全ての知識、技術と経験を結集してこの事態にあたってほしいと、
願うばかりです。

3月30日に「16氏が行われた建言」は、こう訴えていました。
─事態をこれ以上悪化させずに、当面の難局を乗り切り、長期的に危機を
増大させないためには、原子力安全委員会、原子力安全・保安院、関係
省庁に加えて、日本原子力研究開発機構、放射線医学総合研究所、産
業界、大学等を結集し、我が国がもつ専門的英知と経験を組織的、機動
的に活用しつつ、総合的かつ戦略的な取組みが必須である。
私達は、国を挙げた福島原発事故に対処する強力な体制を緊急に構築
することを強く政府に求めるものである
。─
この建言は、残念ながら、無視されたと言わざるを得ません。

               (3号機爆発3分後)
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by nonukes-1104 | 2011-05-02 18:26 | 福島事故現状