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さよなら原発★ちがさき

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市民の緩やかなネットワークです。原発について学び、正しい情報を得ることから始めます。

「原発は犯罪である」


「原発は犯罪である」
小出裕章さん
(京都大学原子炉実験所助教)

「原発の真実と嘘─原発は犯罪である」と題した講演録(DAYS
JAPAN 2012年4月号掲載)から一部引用》

(前略)どうしても必要があって放射能を取り扱うときは放射線管
理区域という場所に入り、そこで放射能を取り扱って仕事をします。
(中略)管理区域を出るときには汚染をきちんと調べなければいけ
ないと法律で決まっています。その基準は1平方
メートル当たり4万ベクレル。

それを超えて、実験着や実験道具が汚染されていたら、管理区域の
中で放射能のゴミとして捨ててこなければなりません。(中略)どんな
ものでも1平方メートル4万ベクレルを超えた汚染物は管理区域から
持ち出してはならない。それが日本の法律なのです。


 ここで日本の政府が公表した汚染地図を見てください。
b0213609_15454032.jpg

 20キロ圏は政府が人々を避難させた地域、30キロ圏は自主避難の
地域です。放射能汚染は同心円的に均等に拡がるわけではなく、放
出された放射能は風に乗って流れます。そのようにして汚染は拡が
ります。

 日本はこの地図の中の赤、黄、緑の地域住民を現在、避難させて
います。では青い(注、右下凡例の上から6番目の色、紺色のこと)
地域の汚染値はどうなのか。1平方メートル当たり6万~10万ベクレ
ルです。その外側の緑(注、同7番目の色、深緑のこと)の地域は
1平方メートル当たり3万~6万ベクレルです。

 つまり地図の青い(注、6番目の色)部分
は、私の職場の放射線管理区域を
はるかに超えて1平方メートル当た
り6万ベクレル以上汚染されている
わけです。
ここでは実験着が汚れているのではない。
大地そのものが汚れているのです。緑色(注、7番目
の色)のところは1平方メートル当た
り3万ベクレルを超えて汚れていま
す。これはほとんど放射線管理区
域にしなければいけない値です。

本当に日本の法律を守ると言うならば、福島県の東半分、宮城県の
南部と(中略)東京都と埼玉県の一部を、放射線管理区域にしなけれ
ばならないほどの汚染が起きています。この猛烈な汚染地帯からは
人々を避難させなければならない。原発の20キロ圏から約10万人の
人を避難させたけれど、青い(注、6番目の色)地区に関しては放置さ
れています。こういうところの住民には「被
曝を我慢しろ」「逃げたい奴は勝手
に逃げろ」と政府が決めたのです。

いまだに福島の人たちは取り残されて生活せざるを得ないでいる。


 法治国家であるならば、日本の政府が法律を守るのは最低限のル
ールです。日本には放射能に関する法律がいくつもあり、その中の
ひとつに、1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をしてはいけない、
させてもいけないというものがあります。私がもし放射線管理区域
から汚染物を持ち出して誰かを被曝させるようなことをしてしまっ
たら、私は法律により処罰されるはずです。それが法治国家という
もののはずだった。ところが福島第一原子力発電所の事故が起きて
しまったら、最大の犯罪者である日本の政府は自分
が決めた法律を一切反故(ほご)に
してしまった。
(後略)
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by nonukes-1104 | 2012-03-20 16:17 | 福島事故現状